ポストから大事な書類が盗難された。
盗んだ奴!
なんの利益があるんだ?
あっ。5000円相当の物は入ってたけどさ、、、
事の発端なんだが、
自宅に着いて部屋に入る前に
手持ちの書類をポストに入れてコンビニへ向かった。
その間15分少々。
自宅のポストはごく一般的な物で、ダイヤル式の鍵がついている。
毎日の鍵合わせが面倒で、
一コマずらしにしていた。
何年もその習慣だったけど、特に困ったことはなかった。
さて、話を戻して。
コンビニから弁当とおでんを買って両手に荷物で帰ってきた。
「おや?かぎがあいている。」
チラシの広告を避けて、先ほど入れた書類を探す。
俺だけの書類ではない。
そう、何人もの人間の印鑑が集まっている所謂、
重要な書類だ。
切手シートも5千円分入っていた。
「ないなぁ。」
少しして、
「あれ?カギ開いてたってことは?盗まれた?」
急に体から変な汗がでる。
おでんを地面に置いて、
弁当をなぜかポストに入れそうになる。
てんぱった。
てんぱったーーーーー!
やべぇぇぇ。
とりあえずポストの周辺からコンビニまでもう一度探した。
もう生きた心地がしない。
「ない。連絡しなければ。。。」
「もしもし、実は書類を盗まれまして。。。」
平謝り。
そりゃそうだ。
なくしたのは俺だ。
いや正確には被害にあったのだけど、
そんなの
皆には関係ない。
お巡りさんへの報告も終わって、数日。
なんとか書類関係の案件が片付いて家に帰ろうとした時。
うろうろするあきらかに不審者が、
俺の自宅の隣の家のポストを覗いているではありませんか!
「お・ま・え・か!」
いや、まだわからない。
とにかくスマホを取り出して撮影開始。
スマホ様「ピロリーン♪」
不審者「・・・」
決定的瞬間を逃した!
ちゃんとスピーカーを指で思いっきり押さえたか?
・・・
押さえた!
絶対あいつが犯人だとは言えないけど、
「不審者・ポスト・覗こうとしてた」
この三点から予測すると小学生の甥っ子でも、
「この人が犯人だよぉ♪」
って言いそう。
同じ地域、しかも隣で再犯(未遂?)なんていい度胸してるじゃねーか!
俺はその日ある買い物をした。
泣く子も黙る防犯カメラをポチってやった。
自己防衛だ!
誰も助けてくれない!
お前の証拠は掴んでいる!
ってな具合で防犯対策の重要性に改めて気付いた最低な週だった。
別に皆に薦めはしないけど、
何かあってからじゃ遅いって
人生のイロハのイだと思う。
はぁ。
頑張ろう。おしまい。
ライオン